日本人の知らない日本語 本 蛇蔵 海野凪子 - けものみちをあるく

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日本人の知らない日本語 本 蛇蔵 海野凪子









日本人の知らない日本語 本 蛇蔵 海野凪子

はじまりは、先週9月14日土曜日放送のTBS情報番組『王様のブランチ』から。

その中の「文芸書ランキングTOP10」で、第9位にランクインされていた書籍が、気になった。


それは、8月2日金曜日に発売された『日本人の知らない日本語4 海外編』(蛇蔵・海野凪子/メディアファクトリー)。


本当に心から自由で気楽なコミックエッセイとして、かねてから好評のシリーズ第4弾。

肝心の内容に関しては、

漫画担当の蛇蔵氏と凪子先生との二人が、海外での日本語を教えてる学校、フランス、ベルギー、ドイツ、イギリス、オーストリア、チェコ、スイスなどを訪問した時の様子が描かれていて...。

全体を通して、オールカラーのイラスト中心の楽しい本。

海外とはいっても、日本語を学んでいる人たちの話なので、日本が好きで、政治的な話や物騒な犯罪の話も出てこず、安心して笑っていられて。

難しいことを考えたくない時には、本当にありがたい。

中でも、一番笑ったのは、カタカナを覚えるためのカード教材の「セ」のカード。
すなわち「セクシーボーイ」とあり、裸の男性が「セ」のポーズを取っているという滑稽な姿。

すべてのシリーズにいえることだけど、改めて日本語を見直してみたくなった時に読んでみたら、ますます面白いだろうなあ。



振り返ってみれば、

コミックエッセイ自体の面白さはもちろんのこと、外国人の視点による日本語というものが、興味を沸かせたんだろうなあ。


それゆえに、まず、シリーズ化されるきっかけとなった第1弾である、2009(平成21)年2月18日水曜日発売の『日本人の知らない日本語』を手始めに読んでみて...。

中でも、

日本の任侠映画が大好きなフランス人マダムによる、映画のセリフで覚えた珍妙な日本語によるやりとりや、自身のことを「姐(あね)さん」と呼んでくれとのたまう姿。

時代劇大好きのスウェーデン人娘による、男一匹という言葉の通用することを理由に、人間は一匹、二匹と数えるものと思い込んでいる、おかしさ。

思わず噴き出してしまうこと間違いない逸話が満載で、電車の中で読んだりしたら挙動不審者と思われかねないので、注意が必要かも?


次に、第2弾として、2010(平成22)年2月19日金曜日発売の『日本人の知らない日本語2』。

第2弾では、オタクのフランス人ルイ君や日本語堪能なジャックさんなどの新キャラクターも登場して大活躍することとなり、凪子先生も大忙しで。

「スッパ抜く」の「スッパ」って何?
「緑色」の信号を「青信号」と呼ぶのはなぜ?
「道」という漢字にはどうして「首」が使われているの?

といったような珍問・奇問への、凪子先生からの受け答えも本当に面白く。

一番面白かったのは、日本語学校の生徒たちと神社に遠足に行くエピソードで、「あ〜、外国人たちが神社に行ったら、こんな勘違いしそうだ」と思うものばかりのくだり。


第3弾の、2012(平成24)年3月8日木曜日発売の『日本人の知らない日本語3 祝! 卒業編』は、これまでの人気キャラの卒業エピソードとあって、インパクトはいくらか少なめになっていて...。

一番嬉しかったのは、かねてからの「日本は平和」や 「日本はマナーがいい」 という類の描写。

一概にくくってしまうことへの反論は、いくらか予感させるものの、それでもワールドワイドとしての視野からは、日本はやはり平和で誠実なお国柄として、ありがたいし誇らしく思えるもの。



日本語学校に通うマジメな外国人生徒たちによる、日本語再発見。

まさに素晴らしい。


すべてに共通することは、

コミックエッセイとしての面白さと、その向こうに見えるものに関して。

それぞれの母国語として空気のように親しんできた読み書きや会話を、時と場所と場合に応じて言語を使いこなすことの難しさを、もっと強く意識したほうがよいのではないか。

そうすることで、より豊かな言葉の使い手になれるのではないか。

といった将来へ向けての呼びかけかなあ。

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2013-09-15 | Comment(0) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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